茅葺古民家を再生した一日一組限定の別荘宿。美しい棚田と、室生赤目青山国定公園の絶景パノラマを一望でき、スローな時が流れます。大阪から約1時間30分、名古屋から約2時間。
いにしえの伝統的スタイルの部屋へ修復。巨大な一室の空間にして、中央には、当時のままに「囲炉裏」を設置。 床は畳ではなく、当時のままに松の板間を復元。
デコレーションとしての囲炉裏がある旅館は多いですが、当庵の囲炉裏は「生きた」もので、常時、炭や槇がくべられ調理や暖炉として使用しています。
実際に囲炉裏に火が入れることができる理由は、屋根が本物の茅葺であることです。茅葺は、燻されることで、その寿命を延ばし、虫がついたり、小動物が生息したり、湿気による腐敗を防ぎます。 近代工業を代表する鉄やコンクリート素材では、この燻しが出来ません。
当庵では、茅葺のダイナミックな造りを体感いただくために、あえて天井は打ち抜きのままにしています。その大空間は、まさに、呼吸し瞑想する部屋と言えましょう。
圧巻は何と言っても、窓間口を2間X2とし、通常は8枚割りのガラス戸を4枚割りにした大型ガラス戸で、囲炉裏から眼前に広がるパノラミックな絶景の棚田と、室生赤目青山国定公園遠望峰々の見通しを良くするように工夫しております。
家屋、お部屋はすべて天然素材のみを基本に、「松」の大木で梁を渡し直し、「欅」の大木の大黒柱を建立し直し、「燻煙竹」で天井を張り直し、「瓦」で下屋を葺き直し、「茅」で屋根を葺き直し、「松」で板間を敷き直し、壁は土壁で塗り直しました。これら伝統技術は今後ますます希少なものとなりますが、室内、室外景観という観点から、素材からこだわって修復いたしました。
タイプ | 一棟貸し |
広さ |